ユウのブログ

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Faeriaの初心者向けガイド的なやつ

今日は巷で流行ってたり流行ってなかったりするわりと新しめのゲーム「Faeria」について書いていく。人工少なすぎてマッチングに1分以上かかるから人が増えて欲しい。

 

1.Faeriaってどんなゲーム

SteamかiPadでプレイできる、ボードゲームTCGを足して1.5で割ったみたいなゲーム。1vs1の対戦形式で、お互いのプレイヤーは土地をボード上に作成→作成した土地にクリーチャーを召喚→クリーチャーで相手の顔面を殴って20点のライフを削りきったら勝ち。

 

取れる戦術の幅が広いのでシャドウバースみたいなメンコにはなりにくい。

 

実際のゲーム画面はこんな感じ。

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明るい色で表示されてるのが自分の土地、暗い色が敵の土地。当然敵の土地にはクリーチャーは出せない。

土地を出せるのは、「プレイヤーの隣である」「自分の土地と隣接している」「自分のクリーチャーが上に乗った土地と隣接している」のいずれかの条件を満たしている場所だけ。なので意図的に相手の土地作成を妨害したりもできる。

 

四隅に配置されているのが井戸。クリーチャーが近くにいると井戸からFaeria、他ゲーでいうマナを回収できる。

井戸の側にクリーチャーを配置しなくても毎ターン3ずつはFaeriaが供給されるので、状況に合わせて井戸を取ったり取らなかったりしていく。

 

画面右下にあるのはWheelとかいう名前だったと思う。好きな土地を配置したり、Faeriaやドローを追加で1回得たりというのを各ターン1回行える。

 

左下、左上に表示されてるのが各プレイヤーの現在のFaeria数、各色の土地の数、デッキ枚数、手札枚数、ユーザー名。ランク戦ならランクも表示される。

 

土地やクリーチャーの出し方は色々あるし、Wheelで後のためにFaeriaを確保しておいたり、必要なカードを引きに行ったりターン中にやれることが結構多い。カードプールが狭いわりに色んなデッキを環境で見かけるので、コンセプトが明確なら好きなカードで勝つ!みたいなのもそこそこはやれる。

 

始めは難しく感じるけど慣れてくると敵の戦術を読んで対処しつつ自分のデッキを回していく…みたいな楽しみが生まれる。マジで。

 

2.カードの各数字の意味、キーワード能力

ここから先は細かいゲームのルールに触れていく。Faeriaのチュートリアルはかなり丁寧なので、気になる見出しだけパパっと読みながらまずはゲームをプレイしてみるのがいいと思う。

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カード画像。TCG慣れしてる人はだいたい分かるだろうけど、左上がコスト、つまり使う時に消費するFaeriaの数。その下の色の付いた数字が必要な土地の数。こいつなら赤の土地が2つ必要になる。土地が2種類以上指定されているいわゆる多色カードも存在する。全ての土地が必要数無いとダメ。

 

また、色付きクリーチャーはその色の土地の上にしか出せない。赤いクリーチャーは赤い土地の上って具合。多色クリーチャーは指定されている全ての種類の土地に出せる。赤青の2色なら赤か青の土地の上って具合。

 

下の2/5がそれぞれ攻撃力/体力。クリーチャー同士のバトルならお互いの攻撃力ぶんだけ体力が減る。体力が0以下になると死ぬ…このへんはシャドウバースとかハースストーンと同じだと思う。

 

効果欄に太字で書かれているのがキーワード能力。チュートリアルで解説されるし、やってればすぐ覚えるのでざっくり一覧

警衛

隣接したクリーチャーは移動できない&警衛持ちしか攻撃できない

・戦闘

戦闘を行ったら発動する。プレイヤーに直接攻撃したときも発動する

・飛行

土地がない場所にも移動していける

・水生

土地がない場所(海という)に行ける代わりに、青の土地と海の上しか移動できない

・襲撃 X

通常クリーチャーは1ターンに1マスずつしか移動できないが、Xマスだけ”直線的に”動くことができる

・進軍 X

出した瞬間、Xマスだけ”直線的に”動くことができる。攻撃、井戸からのFaeriaの回収はできない

・跳躍

1ターンに2マス移動できる。他のクリーチャーを飛び越えて移動することもできる

・接死

1点でもダメージを与えれば相手クリーチャーの体力にかかわらず破壊できる。プレイヤーのライフは破壊できない

・生誕

場に出た時に発動する

・遺言

破壊された時に発動する

・速攻

場に出したターンから移動・攻撃・井戸からFaeriaの回収ができる

・生産

コントロールしてるプレイヤーのターン開始時に発動する

・加護

ダメージを受けるとそのダメージを無効化して代わりに加護が外れる。要は一回限りのバリア

・選択

使う時に複数の効果から選択できる

・活性

1ターンに1度、任意のタイミングで発動できる

・遠隔攻撃

直線に限り遠距離攻撃ができる。その場合相手も遠隔攻撃持ちでない限り一方的にダメージを与えられる。ただし移動と攻撃を1ターンにどちらかしか行えない

・神聖

能力の対象にならない。全体ダメージとかは食らうので注意

 

ちなみに攻撃力と体力の間のダイヤマークはカードのレアリティ。

白(コモン)<青(レア)<紫(エピック)<金(レジェンド)

レジェンドのみデッキに1枚、他のカードはデッキに3枚まで入れれる。

 

3.各色の特徴と初心者向けデッキ

各色には以下の特徴があるので、最初は好みの色を1~2色ぐらい選んで、だいたい半々ぐらいになるように組んでみるのがいいと思う。足りない分は無色カードで補ったりするといい。

赤:バーン、”戦闘”が多い、

緑:バフ、”警衛”が多い

青:土地移動、”跳躍” ”水生”が多い

黄:除去、”速攻” ”飛行” "襲撃"が多い

無色:痒い所に手が届くがカードパワーは今ひとつ

 

黄はラッシュ、青と赤はミッドレンジ、緑はコントロールって感じだと思う(イメージ)

ただ、上述の通り戦術の幅は広いので、緑ラッシュとか赤黄バーンとか青ワンショットとかデッキタイプは色々ある。4色デッキも組める

ちなみにラッシュというのはアグロのこと。Faeriaではだいたいこう言われるが理由は謎。

最初からオリジナルデッキを組むのが難しくても、そこそこ戦える構築済みデッキが公式で用意されてるので最初はそれを使ってちょいちょいカード差し替えていく、ぐらいでも全然いい。

 

ちなみに公式サイトでプレイヤーが作成したデッキを見ることができる。全部英語なので英語苦手な場合はしんどいけど、トップランカーのデッキとかも見れたりするので参考にはなりまくる。

Decks - Faeria - The Hub

 

どの色使うか迷ったら青緑ミッドレンジのこのレシピがおすすめ

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Wikiに載ってたレシピをそのまま丸コピしただけ。

 

「ギャブリアンの鬼女」がレア、それ以外のカードは全てコモンで構成されているので非常に安価で組める。わりに普通に強い。

 

「攻撃力を体力と同値にする」効果を持つカードと「攻撃力に比べて体力が多い」クリーチャーが多く採用されているので、ボードの取り合いに強い。

 

また、全体的にコストが軽いので「次のターンのためにFaeriaを残す」というのをあんまり意識しなくても回しやすい。

 

10種類のカードを3積みして30枚とかいう最高にロックな構成なので、毎回同じようなカードを出していける。戦術の幅は狭めだけど、回しやすい。

 

4.最初にやること、ゴールドやジェムの使いみち

デッキを組んだら(最初はチュートリアルでスターターが配られるはず)、プレイ→ミッションでソロミッションを進めていく。CPU相手に勝利すればゲーム内通貨のゴールドとかカードパックが貰える。

 

そのうちミッションは4000ゴールドか500ジェムを払わないとプレイできなくなる。4000ゴールド払って開放すると7つのミッションがプレイできて、全てクリアすると4パック+600ゴールド貰える。1パック1000ゴールドなので、600ゴールド分お得。

 

ミッションが全部終わるまではゴールドは全てミッションに使う。ミッションが全部終わったら好きに使えばいいと思う。

 

課金通貨のジェムは、無課金、微課金なら”ゴキを雇う”一択だと思う。1000ジェム払えば30日間の間、毎日300~500(だいたい300)ゴールドを持ってきてくれる。最低9000ゴールド、9パック分。普通に1000ジェムでパックを買うと4パックしか買えないので、あまりにもお得。

 

ちなみにパックを剥いたとき、パックから出た5枚のカードの中から一番レアリティが高いカードを1回だけ同レアリティの別のカードに交換できる。なので、いわゆるハズレアや自分があんま使わない色のレアを意図的に避けることができる。

 

5.ゲームに慣れてきたら

ミッションに飽きたり自信がついてきたらプレイ→バトルから対人戦に行く。

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左でデッキを選んで、「プレイする」の上の3つのボタンからモードを選択してプレイ。

一番左の射的マーク:プラクティス。CPU戦

真ん中のヤクのマーク:カジュアル。ランクに関係のない対人戦。普通にランクマッチやってる人ともマッチングするが、お互いのランクは見えない。負けてもランクは下がらないが、相手のランクは上がる

一番左の数字のマーク:ランク。25から始まって、勝つと星が貰える。星がランクごとに決められている一定数に達するとランクの数字が上がる。一番上はGodというらしい

 

6.パンドラモードってのは?

シャドウバースでいう2pick。5種類のカードから1枚を選ぶのを30回繰り返して、さらにその途中途中で「宝石カード」というカードパワーがすごいカードを選び、選んだ30枚のカードと3枚の宝石カードでデッキを組んで戦う。

 

お互いのターン開始時に「パンドラの欠片」というのが確率で溜まっていき、1つ溜まると井戸からFaeriaが回収できなくなったり宝石カードが手札とデッキに加わったり1ターンに供給されるFaeriaが3→5か6ぐらいになったり色々変化が起こる。

 

宝石カードで一発逆転も狙えるが、勝率を上げたいならカードの知識が必要になる、そんなモード。

 

プラクティスコインという報酬がしょぼいプレイ通貨は毎日補充されるので、気になったらプラクティスコインを使ってやってみるといいと思う。

 

うまく勝てるなら報酬は豪華だが、やらなくても支障はない。逆にパンドラばっかやる人もいると思うけどそのへんはお好みで。

 

7.まとめ

FaeriaはボードゲームTCGのいいとこ取りをしたゲーム。ゲーム中にできることが多くてデッキ構築も幅が広い。

SteamかiPadでプレイできるが、iPhone版もこないだβテストが終わったところなのでそのうちリリースされると思う。

日本でもじわじわ人工が増え始めてる(と思う)ので、興味があったらぜひやってみて欲しい。

わからんことはコメントかTwitterで聞いてくれれば答えれることは答えると思う。